デュークで 歩く 人がいる

見上げております

(↑山口百恵いい日旅立ち」で
日本中の「日記に犬の散歩のことを書かんとする人間」が今一番書きそうなネタでなんだか恥ずかしいんですけども
最近見掛けるんですよ。デューク更家歩き*1されてるご婦人を。
かなり飲み込み辛いあの歩き方を夕暮れの歩道で繰り広げてらっしゃるのです。
あの歩き方を野外で敢行する勇気を持つことによって何か大事な物をなくしてしまうのでは?と人ごとながら心配です。
今日も桜並木の道をポタポタとブルーノと歩いていたら前方にデューク歩きをされているご婦人の後ろ姿が。
ただでさえ他人様にかまってもらうのが大好きなブルーノです。
前方に妙な動きをしているご婦人を見つけるやいなやウホッと小走りになりました。
こんな妙な動きをする人だから自分と遊んでくれるに違いないとでも思ったのでしょう。
日が暮れかけているとはいえ蒸し暑く、加えて小走りですからブルーノはハアハアハアハアと苦しげに息の音を立てました。
デューク歩きを野外でするなら、なるべく人目につきたくない わたくしならそう思います。
人通りの少ない場所を選んでデュークで歩いている最中にうしろからハアハアハアハア聞こえてきたらどうするでしょう。
ここは振り返ったり普通歩行に切り替えて安全確認をするのが無難だと思います。
しかしご婦人はハアハアに恐怖を感じられたのか、加速装置を噛んだようにデュークのままでお逃げになりました。
一度も振り返ることなく遠くの地平線に消えて行かれました。
かなりのスピードでした。
たいへん気の毒なことをしてしまったという手応えはありますが、謝りたくないような気もする、わたくしたちでした。