スクランブルダッシュ

ブルーノは散歩が好きです。「さんぽ」という言葉を完全に理解し、「散歩行くべか」とわたくしが言うと、ハタと5秒程静止し、イヤッホヘーイ!と飛び上がります。胴輪を装着しうんこ袋を用意しリードを繋げる間、ずっとカシャカシャと足を空転させています。そして玄関を開けるとロックンロール!(ギターウルフで)とダッシュします。ものすごい速さです。それを無理くり抑えようとわたくしは重心を低く保ち、手のひらにリードによるマメを作りながら歩きます。歩くつうか、前にも書きましたけど水上スキー状に引っ張られます。リードを持つ右手は相当鍛えられました。最近力こぶができます。で、今日、ふと「引っ張り癖のある犬は自分を上位を思っているフシがある。そういう犬は自転車で駆け擦り回して『人間の方が速くて強いよ上位だよ』ということを教えてやるといい」というのを昔テレビで見たわいね、と思い出しまして、自転車で散歩したろかいなと思ったのです。思ったけど、自分で自分を危険に晒すこともないんじゃないかと思い直し、一緒に(足で)走ってみました。玄関開けてすぐ、やおら走りました。ブルオは少しびっくりした様子でしたがうれしそうにダッシュしました。わたくしがしんどくなる前にブルーノがバテ、散歩後半はおだやかに徒歩することができました。おだやかつうか、バテ過ぎて少し歩いてへたり込んだりしてました。こいつはいい方法だぞ、と思ってはみるものの、玄関開けた瞬間ウヒョー!とダッシュするような激しい散歩ではなく、終始おだやかにホテホテと、優雅に散歩をしたいわたくしなのでした。だっていつかきっとすごい怪我しますよ(私が

青春ダッシュ