削りたて

「粉よ!何でもいいから粉を叩いとけばいいのよ!何でもいいのよ!私はゲランだけど。」と昔見たテレビで加賀まり子が言っていて、わたくしも粉を叩く日々でございます。5年ほど前、母が海外土産でイブサンローランのルースパウダーを買ってきてくれまして、これは容器をクリッと回すと圧縮された粉が削れ、削りたての粉を楽しめるというイベント性の高いしろものです。いつも一呼吸置いてから「ありがとう」と言うようなお土産チョイスの母にもらったものだけに嬉しさもひとしおでした。楽しく使い尽くし、しかし自分で購入するには至らなかったのですが、先日楽天のメルマガにこのなつかしいパッケージを見つけ飛び付いてしまいました。

で、今日届いたんですけど
 
なんだかギラギラしたパッケージに変更されてました。
で、今一度この粉の「削りたて」のメリットについて考えてみたんですけど、なんでしょうね。削ろうがパフでぬぐい取ろうが粒子の細かさは同じですし。衛生面ですかね?でもそれはパフの清潔さが重要な気がしますし。「削りたての香りが楽しめる」つうかつおぶしみたいな利点しかなかったらちょっと悲しいな、と思います。いや、いいにおいは確かにしてますけど。要するにパッケージ代なのかなあ、とか思っちゃって。いや、いい粉ですよ!こないだまでソニプラで買った泣いてるのと笑ってるお面のパッケージの奴使ってたから余計に。