読んだ

殺し 活字プロレスの哲人 井上義啓 追悼本 (Kamipro Books)

殺し 活字プロレスの哲人 井上義啓 追悼本 (Kamipro Books)

届いてすぐ最初の頁に「闘筆院勇力義啓居士」という、I編集長の戒名があり、その素敵さにグググとなってしまい顔が濡れて力が出なくなりなかなか先に読み進められなかったのですが本日読了。あの、スミルノヴァス桜庭戦に「リングで死ねたら本望でしょうが!」といい放ち、あの時はHUWA-!KURUTTERU!!とドキドキしたのですが、その時I編集長自身もお身体が相当悪く、あの言葉は「原稿用紙に向かいながら死ねたら本望だ」というI編集長ご自身と重ねての叫びだったのだということを知りさらにまた顔が濡れました。あらためてI編集長を偲び、これからは情報や周りに左右されることなく自分が感じたまま思うままにプロレスを見ていこうと思います。頭に叩き込んでおきたい「殺しのI語録」の中でわたくしが1番グッときたのは「そんなもん、アンタ!なんぼ忙しくてもガールフレンドの1人や2人はおるさ。」です。カッコイイ…!しかしながら生涯独身を貫かれたI編集長。プロレスこそが生涯の伴侶でいらっしゃったんですね…(目の幅涙が流れに流れ